『GMARCH関関同立の英語』難関大学合格者の使い方、大学受験の勉強法

『GMARCH&関関同立の英語』
発売日:2014年10月
(編)日栄社編集所
出版社:日栄社

『GMARCH&関関同立の英語』の構成

本書は,「GMARCH」=学習院大学・明治大学・青山学院大学・立教大学・中央大学・法政大学,及び「関関同立」=関西学院大学・関西大学・同志社大学・立命館大学を目指す受験生を対象とした英語の受験対策問題集です。

志望する大学の個別の学科・学部の過去問題に取り組む前に,各大学の入試問題の特色や傾向を体感することを意図して編集しました。
もちろん入試本番を意識し,詳細な解説を付した問題演習となっています。

各大学の傾向としては、
学習院大学
<出題分析>
学部,年度ともに大問数は7題で一定している。
そのうち2題は長文読解問題で,その他は中文の空所に適語を入れる問題が1題,文法問題が2題,会話文問題が1題,残りは英作文(和文英訳)が1題となっている。

長文読解問題では,客観問題が主であるが,下線部を日本語で要約する問題,語数制約の和訳問題,さらには本文中から語を選ぶといった主観問題も混じっている。
中文の空所に適語を入れる問題では,文法の知識と語彙力が問われる。
文法問題では空所補充問題と,間違っている箇所を選ぶ問いが出題される。
会話文問題では2人の短い会話の中で空所に1語を補充するものだが,口語表現を問う問題というよりも文法問題に近いものが多い。
英作文(和文英訳)は日本語を英語に直す問題と,日本語に合うように与えられた英語を完成させる問題がある。

明治大学
<出題分析>
大問数,形式,内容は各学部によってそれぞれ異なっている。
例えば,文学部,国際日本学部は大問5題,全学部統一は2~3題,理工学部は1~2題であり,その他は3~4題が多い。

長文読解問題の設問は,本文の内容一致を問うものを基本として,語彙・イディオム,語法などの文法問題も含む総花的な客観問題が大半である。
素材の長文のテーマは多岐にわたり,その学部特有のテーマの素材文が必ず出題されるというわけではない。
総合数理学部の場合,毎年グラフや図表を伴った文章が出題されている。

文法問題も客観問題がほとんどだが,動詞の活用形や派生語を書かせる問題などもある。
会話文問題は学部によっては毎年出題される学部とそうでない学部があるが,概して標準的な内容で,適当な語句や文を選択する客観問題である。

全体的に言えることは,英文和訳や和文英訳といった純粋な主観問題は一部の要約問題(法学部)などを除いては出題されないということである。

青山学院大学
<出題分析>
学部および年度によって出題内容に変化があるので,注意が必要である。
大問数では,社会情報学部は少ない傾向にあるが,経営学部では7題程度と比較的多め。
また,同じ理工学部でもA方式は5題,B方式は4題となっている。設問形式においても,文学部・教育人間科学部・法学部・経済学部・経営学部・理工学部で和訳問題が,国際政治経済学部で長文の内容要約問題が,文学部・教育人間科学部・経営学部・理工学部で英作文が,文学部・教育人間科学部・総合文化政策学部では整序英作文が出題されるなど,様々である。

これらは年度によっても変わるため,受験する学部・学科の傾向を決めうちせず,どんな設問形式にも対応できるようにしておこう。

立教大学
<出題分析>
立教大学は理学部を除けば出題形式・出題数ともにほぼ同じで,長文読解が2題,文法・会話文問題などが3~4題である。
長文読解問題は2題とも内容把握問題が主となっているが,小問には必ず語義を問う問題が含まれている。
文学部は本文の一部を字数指定で和訳する問題がある。
テーマは社会,歴史,環境,科学など広い範囲にまたがる。

理学部は,長文読解が1題,中文空所補充・文法・会話文問題などが3~4題となっている。

文法問題では,空所補充,並べかえ,正誤選択などの客観問題の他,与えられた和文に合う適語を入れる記述問題もある。

中央大学
<出題分析>
大問数,形式などは各学部によって異なるが,年度別にそれらが大幅に変化することはない。
大問数が多いのは,総合政策学部,法学部,経済学部などで,年度によって違いはあるが8~9題で推移してきている。理工学部は4~5題,文・商学部は6~7題である。

読解問題は理工学部で中文が4題,その他は1~3題の中・長文が出題される,総読解量はやや多め。
設問は語句・イディオムの意味を問うものから内容一致を問うものまで,総花的に様々な形式となっている。

また,ほとんどの学部で英文和訳問題,英作文・和文英訳問題が毎年課されている。英文和訳に関しては,読解問題の設問の1つとして出題されるものと,英文和訳だけのための素材文が大問1つとして出題されるものがある。

会話文を使った問題は,1~2往復の短いもの(文学部),3~4往復のやや長いもの(経済学部),4往復以上で分量が多いもの(商学部)がある。

文法や語彙を問う問題が全体の多くを占めているのが特徴で,法学部においては誤箇所を指摘する問題として難易度の高い出題が見られる。

法政大学
<出題分析>
学部とも,読解がメインの試験と言ってよいだろう。
分量としては大きな差異はないが,形式はそれぞれの学部でバラエティーに富んでいる。
例えば情報科学部は他の学部では見られないアクセントの問題が,デザイン工学部と情報科学部ではイラストや図やグラフなどを使った読解問題が出題されている。

長文読解問題は各学部ともに複数出題されており,1つ1つの長文がそれほど長くなくても総量にすると相当な分量となるため,時間配分にも気を付けたい。
文・経営・法・国際文化・キャリアデザイン学部では大問4つすべてが長文読解問題で,文法問題は小問として含まれてはいるが,独立したものはない。
一方,同じ大問数4つの経済・社会・スポーツ健康学部では文法問題が2題,長文読解問題が2題となっている。

会話文問題は学部によって出題する学部としない学部がある。
文和訳や英作文(和文英訳)といった主観問題はなく,すべて選択式の客観問題である。

関西学院大学
<出題分析>
各学部とも試験時間は90分,大問数は6題と固定しており,最初の3題が長文読解問題,後の2題が文法問題,残り1題が会話文問題である。
受験方法は多様で,いくつかの学部共通の試験も日程に応じて受験することができる。

長文読解問題は3題のうち2題には下線部を和訳させる主観問題が出されている。
また下線部の日本語訳として適当なものを選ぶという問題も出されている。
その他は選択式の客観問題で,下線部の意味を問う問題,空所補充や本文の内容と一致するものを選ぶ問題といった,定番的な設問である。
空所補充問題では語彙・文法に関する問題も出される。

文法問題はセンター試験タイプの空所補充の選択問題が必ず出されており,基本的な文法の知識を問うものである。
その他には並べかえ問題や,日本文に相当する英文を完成させる問題が出されている。
会話文問題は空所補充の選択式。選択肢は文ではなくて語句になっている。

関西大学
<出題分析>
関西大学の英語は,他の科目に比べて差がつきやすく,同時に配点の比重が高いため,特に力を入れるべき科目である。
問題は学部別ではなくて,試験日別に統一されている。大問数は毎年一定していて3題である。
そのうち1題は会話文問題+パラグラフ整序問題(ただし,受験日によってない場合もある),残り2題が長文読解問題となっている。
また,どの受験日の問題も設問形式は一定している。

長文読解問題の素材文は総量にするとかなり長めで,すべて選択式の客観問題である。
1題は物語文で,空所補充問題,内容読解を問う問題が盛り込まれている。
もう1題は論説文で,テーマとしては比較的硬めのものが出題される。
いずれにしても形式が一定しているので,受験生にとっては学部を問わず対策を立てやすいと言えるだろう。

同志社大学
<出題分析>出題形式,出題数ともに大きな変化はなく,長文読解が2題,会話文問題が1題の構成。
合格のためには全体の7~8割を正解しなければならない。

長文読解は語義選択,空所補充,内容一致選択などの客観問題が主であるが,長文読解の[Ⅰ]か[Ⅱ]には必ず下線部和訳が1問出されている。
また,会話文問題も文中に補うべき文を選ぶ客観問題が主であるが,和文英訳の主観問題が1問出されている。

全体の英文の量がかなり多いことが特徴である。

立命館大学
<出題分析>
大問数は6題で,そのうち2題は長文読解問題である。
残りの4題のうち会話文問題が1題,あと3題は文法問題である。長文読解と文法問題がきっちりと分けられているため,各大問で問われているポイントは比較的わかりやすい。

2題の長文読解問題はすべて選択式の客観問題である。
1題は本文の意味・内容に関わる問いに対する選択問題,本文の内容一致を問う問題で構成されている。
もう1題は空所に適語を補充する選択問題,下線部の意味・内容を問う選択問題で例年固定した形式となっている。

会話文問題はいくつかの短い会話文の空所を補充する問題とやや長めの一連の会話文の空所を補充する問題。
選択肢はいずれも文である。

文法問題は空所補充の選択問題,正誤を判断する選択問題,並べかえ問題,それに文法問題とは別に選択式の語彙の問題がある。

以上のように入試傾向を分析し、各大学の各学部の過去問に取り組む前に、総合的な英語読解能力を養成しようと意図するものです。

『GMARCH&関関同立の英語』の特徴

GMARCH関関同立の10大学の最近の入試問題の中から,各大学の入試レベルや傾向を踏まえた典型的・特徴的と思われる問題を大問単位で精選し,可能な限り入試そのままの形で掲載。
各大学にUnitを2つずつ割り当て,Unitごとに長文読解問題を中心に各種問題を収録。
各大学の問題の冒頭には【出題分析】【対策】として,その大学の入試問題のレベルや特徴と留意点,並びに対策を簡潔に示し,受験勉強の指針となるよう配慮。
大問ごとに★印を使って難易度を3段階で表示。
 ★   易(標準より易しい)
 ★★  標準(GMARCH&関関同立の標準レベル)
 ★★★ 難(標準より難しい)

『GMARCH&関関同立の英語』の評判は?

『GMARCH&関関同立の英語』の評判は、良い評判と悪い評判それぞれあります。

本参考書は、MARCH、関関同立の記述・マークの問題を掲載されており、さらに、解説が丁寧に書かれています。
志望校が決まらず、どの大学を受けるか決めかねている受験生は、この参考書で、大学別の傾向を踏まえ、受験校を決定するのもアリかもしれません。

この参考書は、良くも悪くも過去問の寄せ集めです。
メリットとしては、入試問題のレベルの似ている大学であるGMARCH・関関同立の入試問題を多く取り組め、実力養成になります。
デメリットとしては、やはり各大学の各学部の過去問にを取り組むことにはあるので、ある種無駄になる部分があることです。

『GMARCH&関関同立の英語』をマスターすると?

『GMARCH&関関同立の英語』をマスターすると、GMARCH・関関同立の英語の入試問題は解ける力が身に付きます。

偏差値60前後のGMARCH・関関同立の英語をに多くの演習量を踏まえ、取り組むことで、どのような大学の英語の入試問題であっても、それなりに解ける力が身につきます。
ただし、各学部によって細かな違いはありますので、志望校合格のためには、絶対に各学部の過去問を見て、対策が必要です!

『GMARCH&関関同立の英語』難関大学合格者の使い方は?

1.本番を想定して解答する
本書は過去の試験問題を厳選して掲載しているので、本番を想定して解答をしましょう。
制限時間として、1問あたりに受験時に費やせる解答時間の目安が示されているので、できる限り時間内に解くことを心がけましょう。

2.解説をしっかり読む
詳しく分かり易い解説を施した別冊「解答解説編」が付属しています。
チャートや図解などを用いたり,解法の極意をコラム形式にまとめるなど工夫を凝らしています。
単なる答え合わせに終始せず,解説を熟読し,誤答の原因を突き止め,正解へと至る道筋を理解し,疑問が残らないように努めましょう。

『GMARCH&関関同立の英語』で合格できる大学は?

GMARCH

学習院大学
明治大学
青山学院大学
立教大学
中央大学
法政大学

日東駒専

日本大学
東洋大学
駒澤大学
専修大学

関関同立

関西大学
関西学院大学
同志社大学
立命館大学

産近甲龍

京都産業大学
近畿大学
甲南大学
龍谷大学

『GMARCH&関関同立の英語』の次は?

『GMARCH&関関同立の英語』を完璧にマスターしたら、次の参考書は、早慶志望の受験生は、『ポレポレ英文読解プロセス50』です。
GMARCH・関関同立志望の受験生は、各学部の過去問をやってください!

早慶志望の受験生にとって『GMARCH&関関同立の英語』は、あくまで志望校合格までの一つの通過点に過ぎません。
確かに、『GMARCH&関関同立の英語』に掲載されている英文は簡単なものではありません。
しかし、早慶を受験しようとするならば、『ポレポレ英文読解プロセス50』などの英単語が難しいという以上の英文の構造が複雑な英文をよみこなすことが必要になってきますので、取り組んでみてください!

一方で、GMARCH・関関同立志望の受験生であれば、最優先で行うべきは、過去問演習です。
各学部により、微妙に異なる部分がありますので確実に得点できるように、対策を進めましょう!

『GMARCH&関関同立の英語』のまとめ

『GMARCH&関関同立の英語』は、各大学の出題傾向に合わせ、問題を厳選し、入試問題に「慣れる」「知る」ことを目的とした参考書です。
自分の志望校と比較し、難易度については、確かな指標となると思われるので、力試しの行いたい受験生は是非取り組んでみてください!

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