『ロイヤル英文法―徹底例解』難関大学合格者の使い方、大学受験の勉強法

『ロイヤル英文法―徹底例解』
発売日:2000年11月11日
(著)綿貫 陽、須貝 猛敏 、宮川 幸久 、高松 尚弘
出版社:旺文社

『ロイヤル英文法―徹底例解』の構成

本書は,高校生以上の英語学習者ならびに教授者を対象にした参考書である。

近年に英米で新たに刊行、改訂された辞書、文法・語法書は多種多様で、最近の英米語の文法・語法の変化の目覚ましさを実によく反映している。
しかし、それらを子細に検討すると、くだけた現代風の言い方を紹介しているものも多い反面、破格構文や卑語・俗語を排し、現代の標準語法を説くものも少なくなく,これには想像されるような英米差はない。

 一方、インターネットの目覚ましい普及・進歩に伴って、コーパス検索による言語使用の実態研究も劇的に発展し、現代の英語使用の実情を把握することが容易になり、ある言い方の実際の出現頻度が、最新の話し言葉、書き言葉についてどのような実態であるかが,瞬時にして検索できるようになった。
また,世界の各種のホームページから,ネット上で,さまざまな階層の人々の使っている生きた言語の実態を参考にすることも可能になった。

今日,英米のみならず,我が国でも,こうした資料に基づいた文法・語法の新情報はあふれんばかりであるが,情報があまりにも多いと,どれが正しいのか,どれを信頼すべきかに迷ってしまう。
情報過多のこの時代に,最も妥当と思われる形でこれをまとめて示すことはきわめて重要である。知識としての文法・語法ではなく,実用としての文法・語法を考えるとき,億単位の語数を基盤にした実際の英米の言語資料を縦横に検索して,その実態を確認しながら,ふつうに用いられている形や,まれにしか用いられない形を調べて,これを読者に提供するのは,大いに意義のあることと思われる。

堅い文体の読み書きには,もちろん文法の知識が絶対に必要であるが,最近のe-mailの普及に伴って,「くだけた口語調の文体」で「書く」必要も出てきたことにも注目すべきである。
たとえくだけた言い方であっても,メールを読むときだけでなく,自分の意思を正しく相手に伝え,しかも礼を失しないように書くには,口語文法の知識は欠くことができなくなった。

こういった意味でも,口語文法の必要性がますます大きくなったといえる。

一方,話す場合にも,談話の機能や,丁寧さの度合いなどを心得ておかなければ,現実の国際社会に通用しないことは明白である。

こうした事情を踏まえて,本書は幅広く現代英米語の実態を調べ,くだけた言い方と堅い言い方とをはっきりさせて,現代に通用する正しい話し言葉と書き言葉に適用される文法・語法を,可能な限り詳しく解説して,国際社会に役立つ,生きた実用的な英米語の基礎知識を示そうとしたものである。

文法項目を大きく24の章に分け、これをさらに72の節に区分し、各節に合計395の大項目(§)を置いた。
章の配列は、まず分について解説した後、主部の中心となる名詞とそれに付随する冠詞、代名詞・疑問詞を取り上げ、修飾語となる形容詞・副詞とそれに関連する比較をまとめて示した。

次に文法上最も重要といえる同紙に関するものをまとめて並べた。
すなわち、動詞・時制・助動詞・不定詞・分詞・動名詞・法・態などである。
次いで、節や語句のつながりを担う接続詞・関係詞・前置詞などについて解説をしてから、英文の特性である、一致、時制の一致と話法、否定、倒置・省略・強調・挿入などを扱い、最後に分の転換で全体をまとめる形をとった。

こうすることによって、日本人に苦手な冠詞や前置詞などについても、名詞・代名詞などとともに、類書にない詳しい解説ができたので、どこを読んでも英文法としての必要な事項はほとんどすべて解決できると思う。

◆スピーチ・レベルは次のように表示してある。
《英》 《米》 《主に英》 《主に米》 ――地域表示
《口語調》 《口語的》       ――くだけた言い方
《文語調》 《文語的》       ――堅い、改まった言い方
 これに「書き言葉」「話し言葉」〔丁寧〕その他の説明を加えてある。

◆かっこ記号には4種類あり、それぞれ次のように使っている。
(  )――省略可能        [  ]――言い換え可能
< >――公式的な英文語句・構文 〔  〕――日本語の解説
◆⇒  ――相互参照ページ。概説から詳細へを原則にしてある。
◆下線……――解説文中の文法用語索引を見れば確認できる。
◆下線  ――談話語句。談話には文脈が欠かせないので、スペースの許す限り対話形式とし、日常会話などによく出てくる慣用表現・談話語句の部分に下線をほどこしてある。計300あるが、巻末の索引で確認できる。各慣用表現の談話機能は、文末に【  】で示した。すべての機能を簡潔な用語で示すことはかえって不正確になるので、大まかな分類をして、具体的な使われ方などについては、各用例文ごとに解説をほどこしてある。
◆名詞表現 ――英語特有の名詞化変形をした形に特につけてある。名詞構文ともいわれるものであるが、特に決まった文法用語ではない。
◆〔正〕〔誤〕 ――基礎的な事項で、正誤のはっきりしているものを示した。

「~がふつう」「非標準」「~はまれ」などの注釈は、これらの参考の結果の表記である。
読解や耳で聞く英語のことを考えて、現実に見られるさまざまな言い方を幅広く紹介しつつも、こうした表記をしたのは、話したり書いたりする場合は標準英語を使うべきだと考えるからである。
(入試などでは《くだけた言い方》もまだ誤りとされることがある)言語の性質から断定は避けたが、本書の目的を考えて、あいまいにならないよう指針はきちんと示した。なお、文中語句の正誤は[×  ]で注意してある。

◆解説内容による段階
●本文解説――基本的事項で、高校段階で理解できるものを示した。
●*――すぐ上に掲げた例文、あるいは解説についての補足説明。ごく短いものは〔  〕に入れて示してある。
●注――例文や解説についてのさらに詳しい説明や、具体的な用法指示などを示す。小見出しをつけて内容が把握できるようにしてある。
・参考――やや高度で発展的な解説。最新の英米語の実態や、実用的知識・文化的背景などを示す。確認はコーパスでの検索を個々について行ったが、英米の資料などを参照したものには、出典を略号で付記した。
・Q&A――実際に高校生や先生方から寄せられた数多くの質問の中から100問を精選したもので、目次にその一覧と記載ページを示してある。
◆付録
・[類例リスト]――本文で解説した事項に該当する類例で、比較的よく使われるものを選んで一覧にして掲げてある。
・[句読法]――英文を正しく書くために必要な句読法を示した。改まった文の場合だけでなく、e-mailなどにも役立つように配慮した。
◆[索引]――英文法辞典としての役割も考えて、相当詳しくつけてある。
1.文法事項索引 ――「仮定法現在」など
2.英文語句索引 ――<no sooner ~ than …>など
3.日本語表現索引 ――「~したほうがよい」など
4.機能別会話慣用表現索引 ――【承諾】<No problem.>など
5.参考欄索引 ――参考欄の見出しをページ順に一覧にしてある。

本参考書『ロイヤル英文法―徹底例解』は、「専門書のくわしさ」「学習参考書のわかりやすさ」「辞書の引きやすさ」の3要素をふんだんに盛り込んだ全部入りの文法書です。
現代英文法のすべてを実例に即して明示し、一般の文法書と同様に、英文法の知識を組み立てやすい構成になってます。

『ロイヤル英文法―徹底例解』の特徴

・本書『ロイヤル英文法―徹底例解』の初版刊行以後に新たに刊行・改訂された英米の文法・語法書と辞書を子細に比較検討し,記述を刷新して内容の正確さを期した。
・英米のコーパスを絶えず検索し、語法の実情を確認して正確を期した。
・インターネットの8割近くが英語で書かれている実態を見ながら、逆に誤りやすい点を参考にし、実用的な正しい口語文法の記述に重点を置いた。
・談話の機能を重視する視点から、いわゆる談話語句を含む実用的な会話慣用表現300を精選して、それらの文法的裏付けと機能を明示した。
・基本的重要事項である本文解説と、ややレベルの高い注記、さらに最新の情報を提供する参考記事を明確に区別して、学習の便を図った。
・付録に新たに句読点の解説を追加し、索引欄をさらに充実した。
・相互参照をこまめに付けて、理解の助けになるようにした。
・用例文は、実用的な用例を広く英米の資料を通じて収集し、これに基づいた文をPetersen氏が徹底的に点検して、さらに加筆、削除などをした。
・英・米の地域別、口語調と文語調、丁寧さの度合いなどを可能な限り解説して、現代の生きた英語が身につくようにした。
・初版刊行以来旺文社に寄せられた全国の先生方や学生諸君その他からの膨大な質問を整理して、注や参考記事の補足、あるいはQ&Aなどに活かした。

『ロイヤル英文法―徹底例解』の評判は?

『ロイヤル英文法―徹底例解』の評判は、良い評判と悪い評判それぞれあります。

本書『ロイヤル英文法―徹底例解』は、伝統のある英文法の基本書です。
伝統があると称される理由は、英文法の問題集や参考書でつまづいた点をロイヤル英文法で確認してみると、確実な解答が手に入ります。
この調べる行為こそが、勉強の本質であるように感じます。

『ロイヤル英文法―徹底例解』は、分厚さが辞書みたいなレベルの厚さだが、内容も辞書です。
圧倒的な情報量です。

英文法の「痒い所に手が届く」参考書です。
英文法の細かい疑問点を確実に解消できるのが『ロイヤル英文法―徹底例解』です。
しかし、細かい知識がふんだんに盛り込まれているので、通読するような参考書です。
なので、この参考書の内容をすべて覚えてしまおうという使い方はできないと思います。
使い方としては、「英文法の辞書」という使い方が最善です。

本書は歴史もあり、内容も重厚な参考書です。
しかし、日々アップデートされる言語の世界では、少々古臭いを感じる記述が見られました。
そういった点は注意が必要です。

『ロイヤル英文法―徹底例解』をマスターすると?

『ロイヤル英文法―徹底例解』をマスターすると、大学受験レベルを超えた英文法の知識がが身に付きます。

『ロイヤル英文法―徹底例解』の内容は、大学受験レベルで必要とされる英文法のレベルを大きく逸脱しているように感じます。
これ以上のものを手にいれようとするならば、英語そのものの歴史などを参照して、勉強をする必要があり、大学受験の英文法として不必要でしょう。

『ロイヤル英文法―徹底例解』難関大学合格者の使い方は?

本書『ロイヤル英文法―徹底例解』の使用法としては、英語の勉強をする際に、机の片隅に常に置いておき、わからない事項や疑問点があるときは、逐一確認をするようにしてください。

調べ方としては、「目次から調べる方法」と「索引から調べる方法」があります。

例えば、「時制」を勉強したいというときは、第10章を通読してみてください。

一方で、「関係代名詞の非制限用法」を調べたいときは、後ろの索引から「関係代名詞」を参照し、該当のページを見つけてください。

以上のように、目的に合わせた調べ方をしてみてください!

『ロイヤル英文法―徹底例解』で合格できる大学は?

早慶上智

早稲田大学
慶應義塾大学
上智大学

GMARCH

学習院大学
明治大学
青山学院大学
立教大学
中央大学
法政大学

日東駒専

日本大学
東洋大学
駒澤大学
専修大学

関関同立

関西大学
関西学院大学
同志社大学
立命館大学

産近甲龍

京都産業大学
近畿大学
甲南大学
龍谷大学

『ロイヤル英文法―徹底例解』の次は?

『ロイヤル英文法―徹底例解』は完璧にマスターしたら、自由英作文の参考書をやってみてください。

読むための英文法と表現をするための英文法は、少々違いがあります。
そのため、頭で理解していても、表現しようとしてもできないことが多々あります。
そのため、『ロイヤル英文法―徹底例解』をマスターしたら、今までと異なった観点から英文法を学び、英文法の知識を完璧にしてみてください!

『ロイヤル英文法―徹底例解』の問題集がありますが、やったほうがいいですか?

『ロイヤル英文法―徹底例解』には、別売の薄い『ロイヤル英文法問題集』があります。
しかし、この問題集は、問題に焦点がおかれており、解説が丁寧であるとは言い難いです。
そのため、英語が得意である人ならともかく、英語を勉強しようと本書をしようする人であれば、『ロイヤル英文法問題集』ではなく、市販も解説の詳しい問題集をオススメします。

『ロイヤル英文法―徹底例解』は、使用法としてあくまで辞書的な使い方で構わないと思います。
これをすべて完璧にこなそうというのは、欲張りすぎな感じもあるので、まずは、『ネスクテージ』や『POWER STAGE』で問題として出題されい必須の事項を抑えた参考書をオススメします。

『ロイヤル英文法―徹底例解』と『総合英語Forest 7th Edition』ならどっちがいいですか?

大学受験レベルならどっちでもいいと思います。
情報量と網羅性ならば、『ロイヤル英文法―徹底例解』です。
レイアウトの見やすさ、理解のしやすさなら『総合英語Forest 7th Edition』。
こんな感じだと思います。

2冊とも大学受験レベルで必要とされる英文法のレベルとしては、必要十分な内容を備えているので、どちらを使用しても問題ないでしょう!

重要なのは、疑問点を感じたときに、逐一参照して、知識の確認を怠らないようにすることです。

頑張ってください!

『ロイヤル英文法―徹底例解』のまとめ

本書『ロイヤル英文法―徹底例解』は、「英文法の辞書」である。
そのため、使い方としては、勉強する際は机の片隅に置き、疑問点があれば逐一参照するようにしてください。
それが継続してできるのであれば、大学受験の英文法は問題ありません。

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2017.06.05