『速読英熟語』難関大学合格者の使い方、大学受験の勉強法

参考書名 速読英熟語
発売日:2000年3月15日
(著)岡田賢三
出版社:z会出版

『速読英熟語』の構成

大学入試問題の傾向
 近年マークシート方式の導入に伴って、選択肢が作りやすく客観評価が可能な空所補充問題や正誤問題が重視されるようになり、熟語・構文・語法を扱う問題が多く出題されています。

それとは対照的に、単語のみ、あるいは文法のみの知識を問うといった問題が出題されることは少なくなってきています。

また、依然として大学入試問題で最大の比重を占める長文読解問題においても、分量的には長い英文をこなさなければならなくなっていますが、あまり難しい単語は使われなくなってきています。

たとえ、難しい単語が使われているにしても、それはその単語自体が内容把握に大きく関わることはないか、あるいはその単語を全体の英文の中で類推させることが出題者のねらいであるような場合がほとんどです。

 

この傾向は、センター試験において顕著なように、出題者の姿勢が時代の流れの中で変化してきたからでもあります。

着実に「英語についての知識」を問う姿勢から「英語についての知識」を問うう姿勢から「英語の力」を試そうとする姿勢に変わってきています。

この傾向は今後ますます強まっていくことが予測されます。

 

ここでいう英語の力とは「類推力・想像力」であり「表現力・発想力」であります。

語られている内容を生き生きと想像し、わからない箇所は文脈から類推し、自分の能力を多面的に駆使して、英語の内容を正しく把握し、伝えたいことを的確に表現する力です。

また、難解な単語や瑣末な文法知識が問われなくなってきた傾向とは対照的に、熟語が多く使われている英文が目立って多くなってきています。

それは、純粋な信仰と高い志を持ちながらも高等教育を受ける機会に恵まれず、イギリスから新大陸アメリカへと渡ってきた清教徒や開拓者たちが、abandon (捨てる、あきらめる)という難解な言葉ではなくgive up を使い、postpone (延期する)ではなく(時間的に)離れたところに(off)置く(put)という意味のput off を使っていた[使わざるを得なかった]ような状況が、ひとつの流れ(=生きた言葉の流れ)となって、現在も脈々と英語の中に定着し増大していっているからかもしれません。

こういった潮流は、今後強まることはあっても弱まることは考えられません。

 

また最近、とくに会話文形式の問題が多く出題されるようになってきており、それに伴って熟語を中心とした慣用表現もますます重視されてきています。

電話での会話で用いる慣用表現だけでも多くの大学入試問題で出題されています。

熟語・構文・語法が入試の決め手!

以上のことからも、熟語・構文・語法をマスターしているかどうかで、大学入試問題の正答率に格段の差が生じると言えます。

たとえば、長文読解問題や最近ますます増える傾向にある会話文問題において、 put off と call off の意味を間違えたり、 look after を take after に取り違えたりすれば、文章の把握に大きな支障をきたします。

また、空所補充問題や正誤問題ほどには熟語・構文・語法の細かい知識が問われることが少ないと思われる英作文においても、実はこれらの要素が大いに関係しています。

英作文においては、出題者がどのような表現法、すなわち熟語や構文、慣用表現を使わせたいと思って差し支えないでしょう。

 

たとえば、
「どれほど疲れていても、君はなすべきことを先に延ばすべきではなかったのに。」
という英作文の問題があるとします。このありきたりに思える問題でも、実に4つもの熟語と構文が使われているのです。

【解答例】
No matter how tired you might be, you ought not to have put off what to do.

赤字=熟語青字=構文・語法
構文は設計図、語法は技術、熟語は材料

構文は言わば「家を建てる時の設計図」であり、語法はその設計図に従って家を建てていく「技術」のようなものです。また、単語や熟語は家を建てるのに必要な「材料」に相当します。

これらのどれ一つが欠けても立派な家は建ちません。

反対に、正確な設計図が用意され、十分な技術を持った者が、適切な材料を使って家を建てれば、ものの見事に家は建ち上がります。

大学入試においても、熟語・構文・語法を直接に問う問題から読解問題や英作文に至るまで、熟語・構文・語法に対する力は不可欠なものであり、それによって大学入試でに成否が大きく変わると言っても過言ではありません。

本書は、その重要な熟語・構文・語法をいかに効率よく、いかに効果的に、またいかに無理なく学習者が学ぶことができるかということを中心に据え、膨大なデータと長年の経験をもとに、最新のさまざまな工夫を用いて作られ、次ページのような特徴を持つものとなりました。

『速読英熟語』の特徴

  1. 大学入試頻出の熟語・構文集。
  2. 重要熟語・構文をふんだんに盛り込んだ英語の文章を選抜。
  3. 繰り返し英文を読むことで着実に英熟語・季語構文を暗記できる。
  4. 各見出し熟語・構文に豊富な例文・用例を掲載。
  5. 巻末解説と各見出しをリンク。
  6. 体系的に熟語・例文を理解できる。
  7. 主要85大学(+センター試験)の過去7年間にわたる入試問題の中から厳選。
  8. 分析した入試に2度以上出題された熟語・構文・語法をすべて掲載。
  9. 2度以上出題された熟語・構文・語法でも、かなり古い表現は割愛し、最新の入試に対応。
  10. 今までの入試問題ではほとんど出てこなかった表現でも、現在日常に使用されている表現についても言及。
  11. 熟語としては、省略されがちな英語についても掲載。

『速読英熟語』の評判は?

『速読英熟語』の評判は、良い評判と悪い評判それぞれあります。

英熟語と英語構文と同時に学べるので、とても良いと思う。

ネクステージの英熟語だけで充分かと思ったが、速読英熟語もやる価値はある。

暗記も、長文読解に練習にもなるので。

本書の英文は、無理にイディオムを詰め込んでいる感が否めません。

そのため、英文と不自然になっている部分があり残念です。

英検3級程度をクリアしたレベルの方から対象になってくると思います、おすすめです。

印象的な英文の中で英熟語を暗記できるので、素晴らしいです。

iBT-TOEFLのSpeakingとWritingのために英熟語を増やそうと思って取り組みましたが、効果があったと思います。

「速読シリーズ」のコンセプトは、英単語で発揮されるもので、英熟語に関しては、速読〜の必要はなく、実際速読英熟語が一番薄いです

文章を読み込んでもさほど意味はないように思われます…ただ、赤シート付きで隠すことも出来るため、復習はしやすいです。

速読英熟語を、CDで聞きながらナチュラルスピードで大量に読みこなすことをお勧めします。

CDなしで音読しているのとは、大きく差がつくと思います。

熟語は、穴埋め問題等で問われることがあります。
それが、文法・語法問題として、難関大の受験生には必要な知識で、そこで差がつきます。
しかし、本書のように長文の中で熟語を覚えて定着させるような参考書だと、綴りまで覚えられるか疑問である。

速読英熟語は、長文と一緒に覚えるためにただ覚えるだけではなく、定着率が良く、文を読むことに慣れることや長文を読む速さを上げることが可能です。

速読英熟語は熟語だけではなく構文も載っているため、1冊で充分です。
後ろに簡単な英文法のまとめがあり、細部にまでこだわっている参考書です。

英文のレベルはそんなに難しくありませんが、熟語は難易度の高いものがしばしば見られます。

短い文章の中で効率的に学習できるので、ある程度熟語の知識のある人にとっては、もってこいの参考書であるでしょう。

『速読英熟語』をマスターすると?

『速読英熟語』をマスターすると、大学入試に必要な熟語・構文はマスターできます。

本書は、85大学の入試問題をコンピュータで分析し、どの大学を受けるにも欠かせない必須イディオム・構文をおよそ1000個掲載し、この1冊をしっかりマスターすることができれば、大学入試に必要な熟語・構文をほぼすべてマスターできます。

『速読英熟語』難関大学合格者の使い方は?

『速読英熟語』難関大学合格者の使い方は?
単語帳としての使い方
①英文は平均すると約200 words 程度の文章です。
まず,英文に目を通し,全体の内容を把握するように心がけてください。
それが,読解力[類推力]を身につける重要なトレーニングとなります。
赤い太字は熟語に関連する表現,青い太字は構文・語法に関連する表現です。
それぞれ右ページの日本語訳でも同じ色・太字で対応しています。

②意味のわからない単語については,英文の下にある Check!! 欄で確認してください。
Check!! には新出必修単語とその(主に本文中の)意味が掲載されています。
(※本文で一度登場した単語はその後掲載していません。)

③全訳中の太字は英文中の太字の熟語・構文・語法にそれぞれ対応しています。
基本的には次ページの見出しの定義と同じ[近い]訳を採用していますが,文脈や状況に応じて適宜意訳していることもあります。
その場合でも,本文の理解および熟語・構文の学習を損なうことのないように配慮しています。
なお,全訳は,あくまで英文を理解する最終的なチェックとしてお使いください。

④本文理解の助けとして,全訳の下の欄にある ⇒Note も参照してください。
文法・語法的な(補足)説明や,文脈把握のための解説が掲載されています。

⑤本文に登場する赤の太字の表現は熟の項,青の太字の表現は構の項で意味を確認し,確実にマスターしてください。
熟では意味が,構では英語が赤字になっており,付属の赤フィルムシートで隠すことができます(構は「構文」だけでなく「語法・文法」事項も含みます。英作文にとくに役に立つものですから,英語の方を隠せるようにしました)。
見出しの下にある例文やcf.も合わせて覚えておくと,記憶の定着がより確実になります。
なお,本書の「熟語」と「構文」の分け方の基準は,当社『解体英熟語』および『解体英語構文』に従っています。

『速読英熟語』のリスニング教材としての使い方

①『速読英熟語』の テキストの書いてあるページは見ずに、音声を聞く。
最低は3回、目標は5回。
聞き取る際に、英文がどのように内容なのか、どのような英文なのかを聞き取れるようにする。
全文を書き起こすくらいのつもりで挑みましょう。

② 『速読英熟語』の該当ページと照らし合わせながら間違っている部分を修正する。
自分の聞き取った英文と、参考書に書かれている英文を照らし合わせ、どこは間違っていつのか見てください。
その際に注意するのは、 a や the 、三人称単数のーsなど細かな部分まで聞き取れているか注目して見てください。

③ CDの音声を確認しながら音読する。
最低は5回、できれば10回は音読しましょう。
先ほど確認した英文が、しっかり頭の中で再現できているか確認しましょう!

東大合格者の『速読英熟語』の使い方

ズバリ、CDは2倍速で聞く。
これにより、英語を聞く耳が鍛えられます。
英語のリスニングをする時に、早いスピードに慣れるおくことによって、ナチュラルスピードの英語はスローで再生しているように感じつでしょう。

気をつけるべきことが1つあります。
ナチュラルスピードがまだ十分に聞き取れていない人は、いきなり2倍速で聞いてもあんまり意味がないです。
念仏を聞いてるみたいに、何を言っているのか聞き取れず、意味がないです。
まず、ナチュラルスピードで訓練し、それから徐々にスピードアップして、耳を慣らしていきましょう。

『速読英熟語』で合格できる大学は?

早慶上智

早稲田大学
慶應義塾大学
上智大学

GMARCH

学習院大学
明治大学
青山学院大学
立教大学
中央大学
法政大学

日東駒専

日本大学
東洋大学
駒澤大学
専修大学

関関同立

関西大学
関西学院大学
同志社大学
立命館大学

産近甲龍

京都産業大学
近畿大学
甲南大学
龍谷大学

『速読英熟語』の次は?

『速読英熟語』を完璧にマスターしたら、次の単語帳は、必要ありません。

『速読英熟語』をマスターすれば、大学入試においておよそ必要となる英熟語・英語構文の知識が身につきますので、難関大学の入試問題でも問題なく解くことができます。

そのため、次の参考書は必要ではありません。

しかし、余裕のある受験生や、他の受験生に差をつけたい受験生は、『解体英熟語』『解体英熟語』に取り組み、よりレベルの高い英熟語・英語構文の知識を手に入れてください。

センター試験は、『速読英熟語』をマスターすれば大丈夫ですか?

『速読英熟語』をやっておけば、センター試験は大丈夫です。

受験に必要とされる英熟語・英語構文の総数は、1000前後です。

『速読英熟語』以外の英熟語の参考書と比較しますと、『英熟語ターゲット1000』『英熟語Always1001』となり、受験に求められる英熟語は1000前後であり、『速読英熟語』で必要十分であることがわかります。

大切なのは、『速読英熟語』をきちんとマスターすることです。
『速読英熟語』の使い方をしっかり確認し、継続をすることで、受験に必要とされる英熟語・英語構文を必ずマスターしてください!

『速読英熟語』はシャドーイングした方がいいですか?

『速読英熟語』はシャドーイングした方がいいです。

理由としては、『速読英熟語』は、英文を読むことを前提に作られている参考書であり、様々な形で英文に触れ、英熟語を覚えるだけでなく、英文を読むことにも使用してほしい参考書だからです。

そのため、『速読英熟語』のCDは、かならず購入してください。

『速読英熟語』の英文をすべてシャドーイングし、読み込むことができれば、センター試験のリスニングでも問題ありません。1冊で色々な使い方ができる参考書であるからこそ、丁寧に使用し、自分の力としてください!

『速読英熟語』のまとめ

『速読英熟語』は、z会出版の『速読』シリーズの英熟語版です。

『速読』シリーズは、純粋に英単語、英熟語・英語構文を覚えるだけでなく、英文を読む中で、単語や熟語の意味を類推する力を養おうとするものです。

そのためにも、英熟語・英語構文の力だけでなく、長文読解の力や、リスニングの力も鍛えられる1冊で3回得する参考書です。

ぜひ活用してください!

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