『システム英熟語 (駿台受験シリーズ)』難関大学合格者の使い方、大学受験の勉強法

ケイコ
英熟語って何を勉強したらいいんですか?
高柳司
英熟語を覚えればいいだけですよ。
ケイコ
いや、そうゆうことじゃなくて、どうゆう風に勉強したらいいのか、ってことです。
高柳司
そこですよ。

まさに、それが間違っているんです。英熟語は、覚えるべきものであり、あれこれ考えて勉強するものではないです。

多くの種類の参考書がありますが、それは工夫でしかなく、大切なのは、しっかり暗記をできているかどうかに尽きます。

ケイコ
厳しいですね。
高柳司
そんなことないですよ。今日は、駿台文庫出版の『システム英熟語』について紹介します。

『システム英熟語 (駿台受験シリーズ)』の基本情報

『システム英熟語 (駿台受験シリーズ)』
発売日:2013/3
(著)霜 康司 , (著)刀祢 雅彦
出版社:駿台文庫

『システム英熟語 (駿台受験シリーズ)』の構成

初版の『システム英熟語』が出版されたのが、1998年。改訂版である『システム英熟語Ver.2』が出版されたのが、2002年です。10年おきの改訂は、日々変化する大学受験の入試問題に対応するためであり、TOEICなどの資格試験を受験する人に対応するためである。それは、これら試験は、ただ語彙を丸暗記するだけでは対応できないような口語表現を数多く出題するためである。

最新も出題傾向と英語自体の変化に追いつくためには、日本語をそのまま覚えるのではなく、イメージや例文・フレーズで理解することが必要であり、それらを目的として作成された参考書である。

・<動詞や前置詞のイメージから覚える>コンセプト

イラストやイメージの説明など、熟語を理解して覚えるためのヒントを大幅に収録した。本書を通じて、単語や熟語のイメージを広げ、単なる暗記ではない英語のネットワークをつかんで欲しい。

・データを見直し、エントリー・頻度表示を変更

詳細なデータを分析し、Ver.2から最新の傾向に内容をアップデートした

・例文を大幅に増強

例文を大幅に増やして、チェックに役立つよう工夫した。言うまでもなく、複数のコンサルタントにチェックを受けているので、安心して利用して欲しい。

・レイアウトを一新

頻度の高い熟語、熟語の中のポイントなどが直感的にわかるようにレイアウトを全面的に改めた。

また、赤シートを使いやすくするため、ポイントとなる単語を赤字にするなど、チェックしやすくした。本書では、熟語の頻度や入試でポイントとなる重要度に応じて、下の3種類の表記で熟語を掲載している。

①最重要熟語480

頻度も高く最重要の熟語。

必修の熟語であるばかりか、動詞や前置詞のイメージをつかむコアになる熟語。解説・例文などを通じて、その用法をしっかり覚えよう。

②重要熟語700

次のレイアウトの熟語は、①の次に重要な熟語。センター試験でも出題されうる表現だから、意味を覚え、赤シートを補充できるようにしよう。

③難熟語240

青字で表記されている熟語は、やや頻度が低い熟語。

滅多に見かけないかもしれないが、難問では急所になることもある。ここまでやれれば、最難関大入試問題も怖くない。

『システム英熟語 (駿台受験シリーズ)』の特徴

  • 基本動詞と前置詞のイメージから、英熟語を論理的・体系的に解説!
  • イラストや図版を多用し、語句の基本義を追究!
  • 知らない熟語もこれで予想ができる学習法!
  • 訳語つきのチェックリストで能率UP!

『システム英熟語 (駿台受験シリーズ)』の評判は?

『システム英熟語 (駿台受験シリーズ)』の評判は、良い評判と悪い評判それぞれあります。

本書は、動詞や前置詞のイメージから熟語を暗記しやすいように工夫されている参考書です。

純粋な暗記にならず、一個一個のイメージをしっかり確立しながら覚えていくので、英語をそのまま理解していくスタイルです。英語を母国語として使用している人はこのようなイメージで使用しているのかな、という感じです。

難易度的には、必要十分な量が掲載されており、早慶に代表される難関大の入試でも対応可能だと思います。前置詞をイメージとして捉えるので、難関私大で出題されるような穴埋め問題でも問題なく解答できるようになるでしょう。

システム英単語の熟語バージョンです。

システム英単語の安定感がそのまま熟語になっているので、安心して使用できます。この『システム英熟語 』に載っていなかったものは、覚える必要ナシくらいのつもりでいます。

この駿台のシステムシリーズの最も特徴的な点が、ミニマル・フレーズです。

しかし、この熟語シリーズは、音声CDがないので、そのミニマル・フレーズを、耳から覚えるということができません。正直、『システム英単語』でシステムシリーズの良さに気づいて、この『システム英熟語 』がほとんどだと思うが、音声CDがないために、魅力は半減です。

『システム英熟語 (駿台受験シリーズ)』をマスターすると?

『システム英熟語 (駿台受験シリーズ)』をマスターすると、文法問題の中の前置詞の穴埋め問題に強くなります。

『システム英熟語 (駿台受験シリーズ)』は、基本的な動詞のイメージに加えて、前置詞の持つイメージを手に入れることができます。そうすれば、文法問題中に出題される穴埋め問題に強くなれます。

『システム英熟語 (駿台受験シリーズ)』難関大学合格者の使い方は?

1、グループからネットワークへ

本書では動詞や前置詞などのイメージを熟語で分類している。これを最大限に活用して、すでに知っている熟語から、未知の熟語へと知識を広げていこう。

たとえば、go on Ving 「Vし続ける」という熟語を知っていたとしよう。

ここで、Ving と to V の違いを学習し、次に参照ページを見てみる。

継続の on

このように<動詞+on+ Ving>で、「Vし続ける」という熟語が並んでいる。これなら、簡単に3つまとめて覚えられるだろう。さらに、ここにある Keep on Ving  の参照ページを確認すると、次のようなグループが現れる。

これを見れば、Keepにも継続の意味があることが一目瞭然だし、ここでもKeep on Ving だけを覚えようとするより、<継続のKeep>のグループ全体を把握した方がかえって覚えてやすい。go on Ving という簡単な熟語から始めて、本書の参照ページを追っていくだけで、さらに6つの熟語が整理できるという仕掛けだ。

こうして覚えるべきことをグループ化し、複数のグループをつないでゆくのが本書の戦略だ。

バラバラに一つずつの熟語を丸暗記するのではなく、まずは動詞や前置詞などの意味をとらえ、そのグループの特徴を理解しよう。さらにそのグループを別のグループとつなげて、大きなネットワークを構築できれば、もう忘れる心配もなくなるだろう。

なぜなら、何か覚えるときに、できるだけ多くの項目と結びつけることが、長期の記憶を保持する秘訣だからだ。

2、知らない熟語もイメージでわかる!

もう一つ、オススメの利用法がある。

本書を常に身近に置いておき、未知の熟語に出会ったり、すでに覚えたはずの熟語の意味を忘れたりしたとき、本書で調べてみるのである。その熟語が意外なグループに入れられたり、目からウロコの解説に出会ったり、きっと得ることがあるだろう。

また、もしある表現が熟語として収録されていなくても、キーワードを意識して類推すればズバリわかることがあるだろう。

例えば、次の表現はどんな意味だろう?

Standard English will fragment into a lot of dialects.

下線部には、fragment into A という熟語がふくまれている。たとえfragment を知らなくても、P.209,210(特にChange into )を理解している人ならピンとくるに違いない。

こんなふうに、この本は応用と発展がきく英語力の養成にも役立つのである。

「これは  のmakeだ」とか「この熟語は  のforの仲間じゃないか?」

というふうに考える習慣がつけばシステムでカバーできる範囲は大きくひろがっていくだろう。

高柳司
あくまで覚えるためのツールであることを忘れてはいけません。

「英熟語のゴールは、覚えること。」

それを忘れてはいけません。

『システム英熟語 (駿台受験シリーズ)』で合格できる大学は?

早慶上智

早稲田大学
慶應義塾大学
上智大学

GMARCH

学習院大学
明治大学
青山学院大学
立教大学
中央大学
法政大学

日東駒専

日本大学
東洋大学
駒澤大学
専修大学

関関同立

関西大学
関西学院大学
同志社大学
立命館大学

産近甲龍

京都産業大学
近畿大学
甲南大学
龍谷大学

『システム英熟語 (駿台受験シリーズ)』の次は?

『システム英熟語 (駿台受験シリーズ)』を完璧にマスターしたら、次の参考書は、必要ありません。

大学入試に必要な熟語は限られています。『システム英熟語 (駿台受験シリーズ)』に掲載されているレベルの熟語を押さえておけば、どんな大学の入試問題であっても問題なく解答することができるでしょう。

繰り返しになりますが、「熟語のゴールは、覚えること」です。

熟語の参考書の使い方を間違えると大変なことになります。不合格になる熟語の参考書の使い方を紹介しています。 参考にしてください。

不合格の勉強法【英熟語の暗記法】3手順!ターゲット英熟語1000の覚え方

2014.11.02

『システム英熟語 (駿台受験シリーズ)』に関するQ&A

ケイコ
センター試験を受けるなら『システム英熟語 (駿台受験シリーズ)』?それとも『速読英熟語』?
高柳司
センター試験を受けるだけということなら、『システム英熟語 (駿台受験シリーズ)』の最重要熟語と重要熟語だけでいいかもしれません。

しかし、『システム英熟語 (駿台受験シリーズ)』も『速読英熟語』も難易度順に掲載がされておらず、結局すべての熟語を覚えるようなことになることになるので、結局どっちでも変わらない気がします。

『システム英単語』のように、後半には難単語が収録されている場合には、前半部分から覚えればいいですか、『システム英熟語 (駿台受験シリーズ)』は、そうなっておらず、基本動詞、前置詞ごとにまとまっているので。

最終的には、好みの問題になると思います。

英単語が、『システム英単語』という人は、『システム英熟語 (駿台受験シリーズ)』。『速読英単語1必修編[改訂第6版]』を使用して、良かったという人は、『速読英熟語』でいいと思います。

ケイコ
『システム英熟語 (駿台受験シリーズ)』にはアプリがある?CDは?
高柳司
『システム英熟語 (駿台受験シリーズ)』には、残念ながらアプリもCDもありません。もし、そのような学習方法を望むのであれば、他の参考書ということになります。

しかし、熟語にそのような方法が必要でしょうか?熟語は単語よりも訳語が限定されているので、単純な暗記ができるような参考書で十分だと思っています。

難関大合格に最適なオススメの熟語参考書|難関大合格者の使い方、大学受験の勉強法

2017.03.20

『システム英熟語 (駿台受験シリーズ)』のまとめ

『システム英単語』の熟語版である『システム英熟語 (駿台受験シリーズ)』。

最大の特徴は、動詞、前置詞に焦点を当て、意味がまとめられており、前置詞に強くなれる構成になっています。「システム」シリーズに共通するミニマル・フレーズももちろん採用されていますので、『システム英単語』が肌にあった人は選択肢の一つとして考えてみてください!

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